6月に開催された山口県の酒造組合が主催するやまぐち維新の会に参加した時のお話です。
私達は5月から先代の後を継ぎ酒屋をはじめましたが、まだまだ勉強不足で右も左も分かっていない状況でした。
試飲会も無知で参加していいものか躊躇しましたが、参加することを決めました。
そんな状況で参加した試飲会で、一本の日本酒に出会います。それは山口県萩市にある八千代酒造さんの蒲久美子さんが造ったROOMというお酒です。
勉強の為にあらゆる日本酒を飲みましたが、このROOM今まで飲んだ有名銘柄に遜色ない程の衝撃でした。
あまりの衝撃に直さま取り扱わせて頂けないか声をかけました。今考えると無謀な話しでしたが、これを蒲さんは快く承諾。
こうして細野商店が蔵と初めて契約する運びになり、日を改めて八千代酒造さんに直接お伺いすることになりました。
蔵は大自然に囲まれた水の綺麗な萩市の山奥にあり、蔵も古きよき時代の面影をそのまま残す品のある蔵でした。
蔵には今は殆ど見ることが出来ない槽という醪を絞る機械があり、蔵の歴史を感じさせられます。
そんな歴史ある蔵を見学後、杜氏の蒲久美子さんからROOMに込められた思い、日本酒に対する考え方を聞き、今後も一緒に頑張ってやっていきましょう。という話を頂戴致しました。
蒲久美子さんは澄川酒造で修業しH31年から八千代酒造に戻られました。若い人にお酒を飲んで欲しい、若い人の意見を積極的に取り入れてやって行きたいという柔軟な考えの持ち主です。
まだ杜氏になりたてで、ROOMを造るという凄いポテンシャルがあり期待せずにはいられません。
今では細野商店の「スパーエースとなっているROOM」有名飲食店が扱わせて欲しいとわざわざ来るほど。お客様にも大変好評です。
語ると尽きる事のない八千代酒造さん、是非細野商店にて八千代酒造さんのお酒を体感してみて下さい。きっと素晴らしい出会いになると思います。
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